写真でみる日本国内の家族旅行情報 JR寝台特急富士はやぶさ号  2008.11月
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 寝台特急富士はやぶさ号は、東京駅から熊本駅と大分駅へ向かう寝台特急のブルートレインです。私が子どもの頃は、富士号とはやぶさ号は別々の寝台特急で、東京駅からはやぶさ号は熊本経由で西鹿児島駅へ、富士号は大分経由で西鹿児島駅へ走っていました。当時は、九州方面に行く寝台特急はたくさんあって、小学生の頃写真を撮りによく東京駅へ出かけたものでした。

 現在は、東京から福岡県の門司駅まで富士号とはやぶさ号が6両編成ずつ合計12両編成で連結され、門司駅から切り離されて富士号は大分駅へ、はやぶさ号は熊本駅へそれぞれ向かいます。現在、九州方面のブルートレインは、この富士はやぶさ号の連結車両しかなく、しかも平成21年3月14日のダイヤ改正で、この寝台特急富士はやぶさ号が廃止されるという噂を平成20年10月に聞きつけ、この富士はやぶさ号に乗って九州旅行に行く計画を急遽立てました。

 乗車一ヶ月前に予約したら、B寝台個室上段2部屋と下段1部屋が取れました。やはり、北斗星のように人気がないのでB寝台個室でも予約は簡単に取れました。出発当日、17時20分頃に東京駅に着きました。10番線ホームに行くと、ちょうど富士はやぶさ号が入線してきたところでした。鉄道ファンが機関車のところに大勢集まって撮影していました。まもなく、機関車と客車が切り離されました。この切り離し作業も鉄道ファンの人気で、この作業を撮影するのも定番となっています。

 切り離された機関車は、少しの間少し離れたところで停まっていて、まもなく走り出して10番線から一回出て、9番線ホームを通って、来た時の最後尾に向かいます。この間に、鉄道ファンは反対側の方に向かって走り出します。今度は来た方向の最後尾に走って移動すると、また多くの鉄道ファンが押し寄せていました。先ほどの機関車が9番線から出て10番線に戻ってきます。今度は来た時の最後尾の客車に連結作業を行ないます。またまたフラッシュの雨です。これで10番線に入線した時と進行方向が逆になって、先頭から6号車までがはやぶさ号、7号車から12号車までが富士号になります。

 まもなく、客車のドアーが開いて乗車できます。先頭車両から乗り込んで予約した9号車までA寝台やB寝台個室、二段式B寝台などを見てまわりました。どの寝台にも浴衣とスリッパはついています。富士はやぶさ号は北斗星号に乗った後だけに、すべての面で老朽化が目立ちました。それに北斗星号のようにロビーカーや食堂車やシャワー室もないし、A寝台B寝台個室が少しで、ほとんどが開放B寝台という編成ですので、人気がなくなったのだと感じました。

 富士はやぶさ号は食堂車がないので、事前にお弁当を持ってくるなり買うなりしないと夕食が取れません。そのため、うちも東京駅でお弁当とビールを買って乗車しました。18時3分にアナウンスとともに富士はやぶさ号が出発しました。まもなく車掌さんが検札に来ました。通過する駅や停車する駅のホームにいる人からの視線を感じ、なんとなく優越感を感じてしまいます。

 部屋で食事を取って夜9時になると「電気を暗くします」とアナウンスがあります。あとはただ寝るだけです。寝心地はけしていいものではありませんが、普段体験できない旅行スタイルなので気分はいいものです。一般的に寝台特急は、機関車の接続している車両が一番うるさく、各車両では両端の車輪近辺がうるさいと言われています。ソロでは下段より上段の方が静かであるとも言われています。

 富士はやぶさ号の朝は早いです。朝6時過ぎに最初のアナウンスがあります。その頃は瀬戸内海沿いを走り、時々朝焼けに染まった海が見えます。なかなかきれいで、二段式B寝台客車では進行方向左手の通路の壁についている折り畳みイスに座ってこの景色を眺める人が多いです。  

 徳山駅に着いて車内販売の人が乗車して1号車から車内販売が開始します。それを知っている多くの人がすでに並んでいました。ここに並ばないと朝ごはんが買えないからです。あとは下関駅の連結時間中に駅弁を買うしかありません。下関駅に着くと関門トンネル用の機関車に付け替え作業があり、トンネルを越えた門司駅では富士号とはやぶさ号の切り離し作業があります。詳しくは下記をご覧ください。

 うちは大分駅に行くので富士号に乗ったままです。門司駅からは7両編成で停車駅も細かく停車します。一番乗客が降りるのが別府駅でしょう。別府駅を出るとまもなく終点大分駅です。昼の11時17分に大分駅に着いて、富士はやぶさ号の旅は終わりました。駅に着いてから機関車の前で記念撮影しましたが、東京駅ほど乗車客を含めて撮影している人はいませんでした。



17時21分に10番線ホームに富士はやぶさ号が入線してきました。すぐに機関車を切り離します。
切り離したところ 今度は左写真と反対側に機関車を連結します。 富士はやぶさはほとんどが二段式B寝台です。 外から見た二段式B寝台
外から見たソロ A寝台車は富士とはやぶさにそれぞれ1両ずつあります。 1号車から6号車までのはやぶさの方向幕 7号車から12号車までの富士の方向幕

全寝台に備え付けの浴衣とソロの鍵
B寝台個室はソロと呼ばれ上段と下段に別れていて、下段と隣の下段の中間に上段が配置されているといった感じです。そのため、下段の天井付近には写真の通り上段の出っ張りが必ずあります。でもそんなに気になるほど邪魔ではありません。

ソロ上段の階段から見た写真

階段の上あたりの壁

寝台の入り口ドアーの上には荷物置き場

エアコン、目覚まし、室内灯、読書灯、換気扇のスイッチがあります。
ソロ上段は高い位置にあるため眺めはいいですが、入口からすぐ階段があるので廊下部分が半分しか使えません。このソロは二段式B寝台と料金がまったく同じなためお得で、富士はやぶさではソロの上段が一番人気の部屋です。
富士はやぶさ号のトイレは全体的にあまり綺麗とはいえません。和式が多くA寝台だけ洋式でした。洗面所もトイレと同じくあまり綺麗ではなく、古さが目立つ感じです。
富士とはやぶさの連結部分 飲料水は備え付けの薄っぺらな紙コップで飲みます。 自動販売機と公衆電話は付いています。
二段式B寝台は2段ベッドが向かい合わせで各ベッドがカーテンで仕切られます。4人が仲間であれば二段式B寝台でもいいですが、一人旅や二人の場合は、寝る時間以外は知らない人と真向かいになります。しかも2階だと寝る時間以外はできれば普通に座りたいものですが、1階の知らない人のところに行くのは気が引けてしまいます。
A寝台車両入口ドアー 熱海駅18:28 沼津駅19:53 富士駅20:09
静岡駅20:36 浜松駅21:30 豊橋駅21:56 名古屋駅22:47
岐阜駅23:09。この後京都駅と大阪駅は寝てしまいました。 広島駅05:21 岩国駅05:57 柳井駅06:23
下松駅06:45 一番最後尾には窓があり、そこからは走り抜けたレールが見えます。 徳山駅06:53 車掌室
朝起きると進行方向左手に写真のような瀬戸内海が見えてきます。 防府駅07:17 あなご飯。他に徳山幕の内やふくめしが販売されています。 新山口駅07:33
宇部駅07:55 下関駅08:32着。下関駅では関門トンネル用の機関車の交換をします。
下関駅で機関車連結作業を見届ける乗客 連結直前の様子 このまわりに多くの人だかり 連結を終えた関門トンネル用の機関車
門司駅08:43 切り離し作業 切り離して、はやぶさ号が先に出発 はやぶさ号がいなくなって機関車が連結される
連結直前 連結直後 A寝台の廊下 A寝台のドアロック
B寝台ソロの廊下 二段式B寝台の廊下 車両最後の窓 小倉駅09:05

エアコン、室内灯、床灯スイッチ
A寝台個室はB寝台ソロと違い、すべてが1階で天井まで高く、部屋の中にはテーブル兼洗面台があります。
行橋駅09:39 中津駅10:00 宇佐駅10:19 別府駅11:04
別府湾が見えてきます。 終点大分駅11:17

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