蓼科温泉はビーナスラインの蓼科湖あたりから、蓼科別荘が密集するプール平あたりにかけてと、ピラタス蓼科スキー場付近のペンション村あたりの芹が沢温泉などを総称して蓼科温泉郷と呼びます。
源泉が5つあるので、それぞれ泉質や効能は若干違います。一番多くの旅館やホテルが使っているのが蓼科三室源泉です。泉質は酸性-含硫黄-ナトリウム-塩化物、硫酸塩温泉(酸性低張性高温泉)で、効能は神経痛、筋肉痛、関節痛、他多数です。
蓼科温泉に入るには、これらの旅館やホテルの外来入浴もありますが高いので、蓼科温泉共同浴場がおすすめです。蓼科温泉共同浴場は、プール平のバス停そばの蓼科郵便局の目の前にあります。
ビーナスラインから一本道を入って2軒目のため、目立ちませんのでナビで郵便局を探せばすぐわかります。一階建てのちょっと古びた建物で、駐車スペースは10台分くらいあります。
入り口の引き戸を開けると靴脱ぎ場があって、目の前には番台があり、おばさん一人がいました。お金を払って左が男湯、右が女湯です。中に入ると脱衣所があり、脱衣かごの棚があり、その左にはコインロッカーがありました。
反対側には鏡がありましたが小さめです。浴場に入ると真ん中に湯船があり、その両側に洗い場があります。片側8人くらいです。
シャワーもなく、お湯の蛇口と水の蛇口を調整してお湯を出すタイプの蛇口で、しかもお湯の出方が普通に出たり、時にはほとんどでなかったりして、非常に面倒です。備え付けのシャンプーやリンスはなくて、ボディーソープのみありました。
湯船は3畳くらいの広さで、窓際から温泉が流れ込んでいます。時々「ボコッボコッ」と音が鳴っています。温泉は無色無臭です。入ってみると肌がヌルヌルしてきます。「温泉だなー」って感じです。
蓼科・白樺湖エリアの観光の帰りに、この蓼科温泉共同浴場はおすすめです。
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