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善光寺前立本尊御開帳

撮影日  2009.5.3
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交通アクセス
長野県長野市大字長野元善町491−イ
長野新幹線で長野駅まで約40分、バスで善光寺大門バス停まで15分
上信越自動車道長野ICから約40分
 駐車場は第5駐車場まであり、2時間500円でそれ以降1時間ごとに200円増し
HP 信州善光寺
善光寺の公式HP

電話番号 善光寺事務局   026-234-3591
 善光寺はかつて善光寺平と呼ばれた平坦部分にあり、現在地で言えば長野市の市街地の北側にあります。そのため交通のアクセスも良く、JR長野駅から直線距離で約2kmで、善光寺行きのバスもあります。また、車で来ても駐車場は民間駐車場を含めるとたくさんあります。

 善光寺は7世紀の推古天皇や皇極天皇の時代に建てられたという古いお寺です。また、「牛にひかれて善光寺参り」という言葉があるくらい全国的にも有名なお寺です。そのため善光寺は、年間を通して参拝客が多い信州の観光名所で、長野市観光には外せない観光スポットです。

 長野駅のロータリーを過ぎて善光寺方向に市街地を歩く道があります。国道406号を通り越したあたりから門前町の雰囲気が出てきます。次の信号が車では突き当りになり、歩行者だけの参道になります。ここからはお土産屋さんや飲食店、旅館などが両側に軒を連ねています。

 ここら辺は信州名物のお焼きや団子などを売っている店が多く、それらをほおばりながら散策している観光客が多くいます。また、その奥には小さなお寺のような建物がたくさんありました。これは宿坊で昔の参拝者用の宿泊できるお寺で、善光寺には全部で39もあります。もちろん今でも泊まれて、特に食事は精進料理で人気があります。

 少し進むと仁王門があり、それをくぐると先ほどと同じお土産屋さんが連なり、益々観光客が増えてきます。善光寺境内に入ると目の前に大きな山門があり、その左手には善光寺大勧進があります。それを通り越すと目の前に大きな本堂が見えます。ここに秘仏の御本尊が安置されています。

 古来より御本尊は秘仏とされ非公開なため、前立本尊が納められている厨子を本堂の御本尊の前に移して、御本尊の分身として扉を開く前立本尊御開帳が執り行われています。この御開帳は、数え年で7年に一度(実際は6年に一度で丑と未の年)御開帳により見ることができます。期間は今回は4月5日〜5月31日まででした。

 今回はその7年に一度の御開帳で、しかもゴールデンウィークも重なったため、ものすごい数の観光客がいました。長野市内は全体的に大渋滞で、ほとんどの駐車場が空き待ちの行列になっていました。やっとの思いで車を停めたら、今度は秘仏を参拝する列や回向柱(えこうばしら)を触る列がズラーッと並んでいました。

 回向柱は、前立御本尊の右手の指に金糸が結ばれていて、そこから善の綱となって本堂の外の回向柱に結び付けられたもので、この柱を触ると間接的に御本尊を触れるので御利益があると言われています。そのため柱に触ろうと長くて横幅のある行列が伸びて山門を通り越して数百メートル並んでいました。

 こちらの行列は無料ですが、本堂の中に入って御本尊の前までいける行列は拝観料500円がかかります。事前に本堂隣の建物でお金を支払って並びます。




石畳を善光寺方向に歩いて行くと最初にある門が仁王門です。 仁王門には仁王像があり、これをくぐると飲食店やお土産屋さんが軒を並べる仲見世通りです。 仲見世通りには、おやき、ソフトクリーム、お煎餅、まんじゅう、旅館、茶店、そば屋、民芸屋、仏具屋、喫茶店などがありました。建物は瓦屋根で白壁で、ウダツと呼ばれる防火壁がある宿場町風の建物で、門前町の風情があります。
右上写真を進むと目の前に山門が見えてきます。おやきやまんじゅう、お煎餅をほおばりながら散策する観光客が多くいました。 仁王門から山門の途中の右側の横丁突き当りに釈迦堂があります。ここにも重要文化財の釈迦涅槃像があります。また、ここにも一回り小さな回向柱がありました。
お釈迦様は「この世」のことを、阿弥陀如来様は「あの世」の幸せを約束するとされ、両方の回向柱に触れることによって、現世と来世の結縁(けちえん)が出来ると信じられているため、こちらの回向柱にもたくさんの参拝客が並んでいました。
重要文化財の山門です。とっても大きくて門の2階に上がれます。とっても眺めが良いです。
山門をくぐるとすぐ目の前に回向柱が見えます。 真ん中写真のように前立本尊の指に結ばれたひもが回向柱に結ばれています。そのためこの柱を触ると間接的に前立本尊を触れるということになり、御利益があるとされています。右写真のように回向柱に触れながら願い事を唱えています。ちなみに、この回向柱のまわりには警備員がガードしています。下の写真のように長い列で並んでいるのに割り込まれたら喧嘩になるからでしょうね。
今までの写真と逆に善光寺側から長野駅方向の写真です。左写真が回向柱から山門を撮った写真です。真ん中写真が山門から仁王門方向(長野駅方向)を撮った写真です。特に山門から見た列は、横に15人くらいが横並びして、後ろの方にずらーっと並んでいます。写真のようにGW期間で2時間待ちだそうです。 本堂の東側です。正面側ほど観光客はいませんが、露天商が軒を連ねています。
回向柱の横にある特別参拝券売場。御開帳期間だけあるプレハブといった感じでした。ここで券を買うと、本堂内陣・前立本尊参拝・戒壇巡りができます。その他に重要文化財の経蔵、史料館や特別展の阿弥陀如来立像を拝観することができます。大人500円、高校生200円、小中学生50円です。 本堂の中に入れる特別参拝券の列は、回向柱の列よりも並んでいる列がだいぶ短かったので、特別参拝券を買って本堂の中に入る列に並びました。列の途中から靴を脱いでいよいよ中に入ります。内陣に入り5列ぐらいになって前立本尊に焼香して参拝します。いったん外に出て裏手の列に並びます。今度は本尊下の真っ暗な回廊を通る戒壇巡りです。暗すぎて壁をつたいながら「極楽の錠前」という掴むようなものに触ります。
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