写真でみる日本国内の家族旅行情報トップ

阿蘇外輪山(城山展望所・大観峰)

2008.11月
■地域別家族旅行
■レジャー・お出かけ
■温泉旅行
■自然を楽しむ旅行
■歴史と風俗を楽しむ旅行

    


■ 阿蘇外輪山

 阿蘇山は九州地方のほぼ中央に位置します。阿蘇山は、阿蘇くじゅう国立公園にある世界最大級と呼ばれるカルデラが有名です。カルデラとは、大きな火山が噴火して大量に火山が噴火したため、火山の中が空洞化してそれが陥没したものです。わかりやすく言うと、山の中腹部分より高い部分すべてが陥没して窪地になって、その窪地の真ん中に当初あった山の頂上がある状態だと思っていただければわかると思います。

 この陥没した部分と陥没しなかった部分の境界は、段差のような数百メートルの壁になっていて、ぐるっと円を描くように一周しています。これが阿蘇の外輪山になり、南北に25q、東西に18kmという大きな円形になっています。下の地図でわかるように、阿蘇山と書かれたまわりは国道57号・国道265号や鉄道が走っていて、ここの部分が陥没した盆地のようになっていてこのまわりが外輪山になっています。

 この外輪山と盆地の境界は急斜面の崖のような急斜面になって、それが何Kmも続いて大きな円を描いています。下の地図では、国道57号の左の「俵山」から上の方にある「阿蘇市」と書かれた左あたりにかけてと、その右にある「大観峰」あたりに緑色が濃くなっている部分が、外輪山の高地部分になって、そこから内側に急斜面になっています。

 阿蘇の外輪山の外側は、大きな山の稜線のようになだらかに延びています。特に阿蘇の北側のやまなみハイウェイ沿いを走ると、なだらかな草で覆われた丘がいくつもあって雄大な風景が広がっています。また、この外輪山からカルデラを見下ろせるポイントがいくつかあります。先ほどのやまなみハイウェイ沿いには、城山展望所という撮影ポイントがあります。ここは道端の休憩所といった感じで車を停めてすぐ近くから阿蘇のカルデラが一望できます。

 ここより有名なのが、下の地図にもある阿蘇山の北側の大観峰です。ここは標高の高い外輪山で、しかもカルデラ内部に突き出したような地形の先の方に展望台があります。観光客も多いため、大きな無料駐車場が整備されていて、そこには軽食やお土産の売店もあります。この駐車場から歩いて5分ほどの展望台に行くと「大観峰」と書かれた石碑があり、ここからみなさんが撮影しています。

 この展望台からは180度以上の大パノラマが見渡せ、この大観峰の左右と前の三方向が崖になっていて、その崖下に阿蘇の窪地部分が広がっています。そして、その窪地の真ん中に阿蘇五岳が見渡せ、まさに絶景で人気があるのがわかります。

 これら外輪山の稜線を車で走ることができるのが、やまなみハイウェイ(下の地図では赤丸記号と「宮地」と書かれた間の道路)から大観峰に行く県道45号線の阿蘇ミルクロード(下の地図では「大観峰」と書かれた上の道路)や、大観峰から西側の外輪山の上を走る菊池阿蘇スカイライン(下の地図では「阿蘇市」と書かれた左の道)です。これらは雄大な阿蘇カルデラを見渡しながら走れるドライブの名所になっています。





交通アクセス

 

瀬ノ本高原あたりから外輪山全体を一望した写真。右の地図の「猟師山」あたりから下(南)方向を見た写真です。 左の写真の瀬ノ本高原を下って行くと牧草地帯が広がります。こんな風景が外輪山の高地部分に広がっています。
城山展望所。阿蘇の外輪山から阿蘇のくぼ地とその向こうに阿蘇五岳が見える絶景ポイントです。場所は下の地図のところです。
城山展望所からの景色。阿蘇山がよく見えます。
県道45号線の阿蘇ミルクロード(上の地図では「大観峰」と書かれた上の道路) 大観峰の駐車場。とっても広く観光客がいっぱいです。 左の駐車場から緩やかな上り坂を5分ほど登ります。
上り坂を登ると「大観峰」と書かれた石碑があります。ここが一番高いところで、ここから左右と前方に崖があってその向こうが外輪山の内側の窪地になります。 左写真の石碑の所から前方の景色。前方に突き出したビューポイントがあります。
ビューポイントから見た左手の写真 ビューポイントから見た前方の写真(左写真の右手) ビューポイントから見た前方の右手の写真(左写真の右手)
ビューポイントから見た右手の写真(右上写真の右手) ビューポイントから見た右手の根元あたりの写真(左写真の右手)
トップページへ