伊豆堂ヶ島「天窓洞」の洞くつめぐりと三四郎島家族旅行レポート

写真でみる日本国内の家族旅行情報 伊豆堂ヶ島「天窓洞」の洞くつめぐりと三四郎島  2008.5月
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交通
静岡県賀茂郡西伊豆町仁科2060  地図
電車 
・東京(特急踊り子号・約2時間40分)→蓮台寺駅(特急バス西伊豆ライナー・約40分)→堂ヶ島温泉
・東京(特急踊り子号・約2時間50分)→伊豆急下田駅(東海バス・約1時間)→堂ヶ島温泉
・東京と名古屋(新幹線・ともに約1時間)→三島駅(伊豆箱根鉄道・約30分)→修善寺駅→(バス・1時間20分)→堂ヶ島温泉

・東京―(東名高速・約1時間)→沼津IC―(修善寺経由・約1時間40分)→堂ヶ島温泉
・名古屋―(東名高速・約1時間40分)→沼津IC―(修善寺経由・約1時間40分)→堂ヶ島温泉
HP 洞くつめぐり遊覧船
電話番号 0558-52-0013(堂ヶ島マリン)
営業日時 8:15〜16:30(10分〜15分間隔)
料金 洞くつ遊覧船 大人1,100円、小学生以上550円

@海の洞くつ「天窓洞」めぐり遊覧船

 堂ヶ島温泉あたりの海岸は、切り立った絶壁や奇岩が連なった風光明媚な海岸として有名です。

 その中でも特に有名なのが、なんと言っても天窓洞と呼ばれる海の中の洞くつで、天然記念物に指定されています。この洞くつを遊覧するのが堂ヶ島マリン遊覧船です。

 堂ヶ島マリン遊覧船は、国道136号の堂ヶ島温泉あたりで、右手に加山雄三ミュージアムがあるところの国道の反対側に堂ヶ島遊覧船の駐車場があります。

 駐車場から海の方に降りると、海に面した堂ヶ島公園広場があり、その一角に遊覧船のチケット売り場があります。チケットを買ったら、広場から海に突き出た桟橋を渡って遊覧船に乗ります。

 遊覧船に乗ったら一番眺めがいい外に出ましょう。外はそんなに人数が入れないので早い者勝ちです。そこに行けなかった人は中のイス席に座りましょう。ここからでも景色は楽しめますが、天窓洞では天の窓が真上にあるので見られないかもしれません。

 遊覧船に乗って出発すると、海に浮かぶいくつかの小さな島をすり抜けて沖に出ます。沖といっても海岸線がすぐそこに見える距離です。沖に出たら南に向かって遊覧します。名前のついた岩などの説明があり、1〜2qくらいしたらUターンします。

 今度は船着場を越えて絶壁と絶壁の間に入り込み、最後に絶壁の下に開いた洞くつの中に入り込みます。高さは船より数mで、横幅は船2艘がすれ違えないほどの幅です。まもなく天窓洞の名物である天井がポッカリ穴が開いたところが見えてきます。そこから光が差し込んでいる様子が有名な天窓洞の光景です。

 まさに、天の窓から光が漏れて、光の柱が海に注いでとても神秘的な光景です。この光景がパンフレット等でよく見かける景色で、みんないっせいに写真を撮ります。また、天の窓の上からは遊歩道からの観光客が手を振っています。

 天の窓の真下ではアナウンスがあって船がとまります。ちょっとしたらバックで方向転換して、来た航路を戻ります。洞窟を抜けてそのまま船着場に戻ります。所要時間は約20分です。

 この堂ヶ島遊覧船は晴れていても波の関係ですぐ欠航になります。今回も朝のホテルでは、天候調査中で運行していなかったですが、西伊豆観光の一番の目的地だったため遊歩道を先に見て一周したら運行開始していました。したがって沖では波も高く結構ゆれました。船酔いする人は要注意です。



加山雄三ミュージアム

駐車場から乗船場へ

乗船場前の堂ヶ島公園広場
国道136号沿いにある加山雄三ミュージアムの駐車場。この反対側に堂ヶ島遊覧船駐車場があります。 駐車場から遊覧船乗り場前の広場へ階段を降ります。 広場を遠くから写した写真。右手が遊覧船乗り場です。

遊覧船乗り場

いざ出発!

この島と島の間を抜けると
遊覧船は混む日は1艘だけではないので、そんなに長時間並ばなくても大丈夫です。 沖に向かって出発。甲板で海風にあたりながら見学しましょう。 沖に出ます。といっても島を抜けたらすぐ左折して海岸線に沿って南下します。

南に向かって走る

奇岩や断崖絶壁の連続

しばらくしてUターン

島と島の間を通り越したら

洞くつが見えてきた

洞くつに突入!
Uターンして乗船場を通り過ぎると断崖絶壁に近づき、その間を抜けていきます。そうすると、西伊豆観光の目玉の天窓洞が見えてきます。

洞くつの中

天窓洞の天の窓

天の窓の奥の別の出口?
洞くつにの中は天井もそんなに高くないし、幅もそんなに広くありませんでした。 洞くつに入ってすぐに天の窓が見えてきます。天の窓の上では観光客が手を降っていました。 天の窓のすぐ隣に別の穴があいていました。この辺でUターンして、来た航路を戻っておしまいです。
A堂ヶ島天窓洞遊歩道

 堂ヶ島天窓洞の遊歩道は、船乗り場から天窓洞の天の窓や断崖絶壁の上を歩きながら、海が見渡せ、一周ゆっくり歩いても30分程度の遊歩道です。海側からまわっても山側からまわっても同じですが、山側から行くとすぐに天の窓につきますので、そちらから今回は行ってみました。

 山側の遊歩道は、船乗り場の北側の海岸線方面の山側に歩道があり、すぐそこに地元のおばちゃんが経営する小さいお土産屋さんがあります。そこの道を登ってそのお土産屋さんを越えると、すぐそこに地面がポッカリ穴が開いたところがあります。そこが天窓洞の天の窓です。

 上から見ると、すぐ下に海の波の音がザップンと鳴っているのが聞こえます。遊覧船が来ればもちろん船が見えます。そこの横を登っていくと断崖絶壁の上になり、所々から海が見えます。

 そこは海抜100〜200mくらいの高さで、象島、中ノ島、高島の3つの島からなる三四郎島が連なった海が見えてとてもきれいです。このあたりがちょうど一番高いところで後は下っていきます。途中海が見渡せる休憩所があります。

 そこから、遊歩道を外れてちょっとなだらかな崖の上を海のほうに歩いていけます。そこからは遊覧船の発着所が見えて、遊覧船が進むコースが見渡せます。ここでぼんやりするのもいいでしょう。そのなだらかな崖の上から遊歩道に戻って、すぐ下ると遊覧船の発着所に到着します。

乗船場のすぐ隣が遊歩道

遊歩道の山周り側の入り口

天窓洞の真上
左に行くと海側からまわる遊歩道のコース。 左写真の右側を見ると、上写真のような山側からの遊歩道コースが見える。 左写真の山側コースを登るとすぐに天窓洞の天の窓に着きます。丸い天の窓の周りには柵がしてあり東屋の休憩所があります。

天の窓からのぞき込む

天窓洞からさらに上へ

奥にある島が三四郎島
天の窓から下の天窓洞が見えます。船のエンジン音が聞こえてくると遊覧船が見えてきます。 天窓洞からさらに上に登っていきます。といっても歩いて5〜10分くらいです。 遊歩道の一番高い所の展望台に着きます。ここからの眺めが上の写真です。海から100メートル以上はあると思います。

遊覧コース

休憩所

休憩所から崖の上へ
右上写真からは下り坂で、途中で何ヶ所か海が見えるポイントがあります。 かなり下ったところに海が見渡せる休憩所があります。 左写真から海の方に伸びた崖の上を歩けます。目の前の左側が堂ヶ島遊覧船発着所で、遊覧船は右側の沖に出ます。

左写真の場所からの眺め

レストラン?

遊歩道の最後付近
右上写真の崖から右側の断崖絶壁が見渡せます。 先ほどの休憩所から遊歩道終点に近いところにレストランのようなものがありました。 遊歩道の山側まわりで行くと最終地点。上のほうに見えるのが堂ヶ島公園広場。
B三四郎島のトンボロ現象

 次に堂ヶ島温泉で有名なのが、先ほど遊歩道で見えた象島、中ノ島、高島の3つの島からなる三四郎島に現れるトンボロ現象です。トンボロ現象とは、干潮時にこれらの島への歩道が現れる現象で、三四郎島などの景観とそこへ渡れるようになることで、堂ヶ島温泉の名所になっています。

 先ほどの堂ヶ島天窓洞の遊覧船の発着所からは、いったん国道136号に出て坂道を登って、城ケ崎温泉ホテル入り口を入った左側に、海岸まで降りられる階段があります。そこを降りていくと、目の前に三四郎島が見えます。

 三四郎島の目の前の海岸は玉石や玉砂利の海岸線で、海に浮かぶこれらの島と海はなかなかの景色です。トンボロ現象が見られる時間は、先ほどの遊覧船の券売所で聞けばわかります。トンボロ現象になると海岸線から三四郎島へ伸びる通路のような道が現れます。

 そのままその道を渡ると最初の象島へ歩いて行けます。その先の中ノ島へは、途中で川のような幅の広い溝があり、そこには海水があるため海水に多少浸かってもいい人は渡れます。ここら辺は、ちょっと前まで海の底だったため魚介類がたくさんいて、それらを網ですくう親子連れでにぎわっています。

 また、この干潮で現れた道には、ワカメを拾う地元漁師のおばちゃんたちがワカメを拾っていますので、漁師と多くの観光客が入り乱れています。これら堂ヶ島遊覧から遊歩道と三四郎島の散策まで全部見て回ると、約2〜3時間といった日程になります。

トンボロ現象の前

トンボロ現象後

干上がって出来た橋
トンボロ現象が起きる前は橋が出来る所に波が打っていました。 トンボロ現象が起きると観光客が大勢集まってきます。地元漁師さんもたくさん来てワカメを拾っていました。

象島から見た中ノ島

天然の橋から見る
天然の橋を渡って象島や中ノ島に行くと、そこはあちこちに海の池が出来て、磯遊びには格好のポイントとなります。小魚や貝がたくさんいました。 天然の橋から見返すと、堂ヶ島温泉ホテルが目の前で海岸には多くの観光客がいました。
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